ろこブログ

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家事か地獄か 稲垣えみ子著

こんにちは ろこ です。

すごい本を読みました。今後、何度も読み返したい本です。

いやー、家事ってすごい。

 
ご存じの方も多いかと思いますが、著者の稲垣えみ子さん(通称 アフロえみ子さん)は元朝日新聞にお勤めのバリキャリだった方です。しかし東日本大震災を境に生活の方向性を変えられて、今はシンプルライフを満喫されているおもしろい方です。
稲垣さんの本を何冊か読んでみたのですがどれも本当におもしろいんですよ!
今回の本も度肝抜かれました。
 
気になる箇所にふせんを付けまくって読み終わりました。
名言もたくさんありました。

 
本の引用を交えつつ、私の感想も書き留めたいと思います。

 

家事力ってほんっと大事だな。

日本では、たぶんほとんどの家庭がそうだと思うけど、いまだにお母さんばっかり家事やってるよね。

 

分担と言えば聞こえはいいが、各種調査を見れば現実にはお母さんが多くを引き受けている場合がほとんどで、結局お母さん以外のメンバーは自分の後始末を他人に丸投げしてるんである。

 

そう、「丸投げ」という言葉ぴったり。この意識はいつになったら変わっていくんだろうか。もう、お母さんに家事を丸投げしてる場合ではないよ。みんな自分で自分の身の回りのことができるようにしておかないといかんよね。  

 

真面目で頑張り屋の母は、家事をあまりにも大変なものにしすぎていた。それはもちろん我ら家族のせいでもある。我らはそんな母の「完璧な家事」をいつも期待していた。日々ごちそうを食べること、膨大なものがいつも収まるべきところにきちんと収まっていることを、当たり前のように受け止めてきた。

つまりは、問題は家事そのものじゃなくて、肥大化した我らが欲望なんじゃないだろうか。

 

母親に家事を丸投げした上に、家事のレベルが高いのが当たり前のようになってしまう。もちろん家族だけがいけないとは言わないが(母も頑張って家事をやってしまうので。もっと家族にまかせてしまってよいのに。)家事は「家族でやるもの」っていう意識をみんなが持てるようになってきたらいいなーと思います。

 

その時、頼りになるのは、周囲はどうなろうと自分の力で自分の人生を幸せにできる力、すなわち家事力以外の何があるのかと私は言いたい。

そして、その貴重な能力を子供のうちから身につけていれば、長い人生の不安は確実に減る事は言うまでもない。

いやよく考えると、家事を身につけるのは現代の若者にこそ必要なことかもしれない。

 

生きていくうえで、家事をしないと生きていけないですよね。毎日健やかに生きていくには身の回りを整えていくことが必要です。

別に料理が下手だろうが、掃除がいい加減だろうが、せめてひととおりのことはできるようになりたいよね。もう、家事ができるってことを「大人の条件」にしてほしいくらいです。

家事って生きていくうえで「基本の’き’」となるものです。家事ができることによって身の回りが整いその結果、生活の芯がしっかりしてくる。

そうすると学校や仕事で大変なことがあっても立て直す力が出てくるんじゃないかな。

逆に、家族全員が家事をできるようにならないともったいないと思った。家事ができることによって日常生活の幸福度は上がりますよ!

 

シンプルライフは家事の簡素化にすごい効くんだ!

どうもシンプルライフとか、ものがない状態って言うのにすごい憧れを持ってる。

断捨離するんだけど「極み」まではなかなかいくことができない。

きっと自分のカンで、「ものが少ないと家事も楽になるんだろうなぁ」っていうのは感じ取っているんだと思う。

 

そもそも生きてるとどうしてもモノは増えてくるので、定期的に見直すっていうのは必要なんだと思う。

定期的にものを処分するというのは、自分の生活を整えることなんです。

食べ物を食べて毎日排泄をするように、生きているだけでいろんなものが身の回りに集まってくる。だからモノは買ってもいいんだけど、生活の中で循環するような流れを作ってあげないと心地よい生活を送れないと思う。

 

他にも名言がたくさんありました。一度にご紹介できないくらいです。

いやー、家事について書かれたいい本でした。

これからの日本にこういう考え方は必要ですよ!

ときどき読み返して家事について考えたいと思います。

 

少しでも興味がわいたら、ぜひ読んでみてください!

ではまた。